─ “POSI” Framework : いまここをつくりだす科学的方法論 ─

私たちは真のインパクトは常に「いまここ」から始まると考えます。ライトヒアライトナウにおけるPOSIフレームワークは、単なるビジネス手法ではなく、新たな価値を創造し、事業やサービスにモメンタムを生み出し、お客様のありたい姿を実現するために、多くのお客様、事業、プロジェクトにおける実践の経験知を、経営学や社会学、心理学、教育学といった社会科学的な研究結果で裏づけながら、10年以上の歳月をかけて生み出したライトヒアライトナウのオリジナルな方法論です。

「POSI」フレームワークは、「いまここをつくりだす」というコンセプトを実現するための具体的なガイドです。それはPlatform、Outcome、Solution、Implementationという変革の場づくりから目指す成果の実現に至る4段階で構成され、イノベーション、課題解決、持続可能な成功、成長に向けた道筋をつくるための方法論です。ここでは、「POSI」フレームワークの各ステップを簡潔にご紹介します。

P: プラットフォーム(Platform)–変革のための「場」を創る

すべての変革は、アイデアや協力、創造性が生まれる「場」から始まります。私たちは、プロジェクトの成功に必要な基盤となる「場」をお客様との対話や関係づくりを通じてつくります。成果創出の基盤とする「場」は、物理的な場所だけでなく、デジタルや感情的な空間も含まれます。個人やチームが共に集い、インサイトを共有し、より大きな成果を生み出せる環境を整えます。ワークショップやプロジェクトでは、これまでにない案やそのインスピレーションを得られやすくするため、まず全員が安心して意見を出し合える心理的に安全な環境やルールをデザインした「場」をつくることから始めます。

O: 成果(Outcome)
–目指す姿、ビジョン、「成果」を明確にする

成功への鍵は、目的と具体的な目標を明確にすることです。私たちは、プロジェクトの初期段階で目指す将来像や成し遂げたい成果をお客様とともに描き、すべての行動が長期的なゴールに沿ったものであるよう到達目標や基準となる指標を定義します。重要なのは、「何をもって目標が達成されたとわかるのか?」という観察可能で達成可能な具体的な成果創出の完了を決めることです。

S: 解決策(Solution)– 最適な道筋を描く

目標を明確にした後、効果的な解決策を考えます。ありたい姿をもとに具体化した成果定義や定量的な目標と、現場、現物、現実の差分を明確にし、埋めるべきGapを明らかにします。何がダメなのか、何が問題のなのかに焦点を当てるより、目指す解決策に近づくためのアプローチを考えることにより多くの時間を費やすことにより、ポジティブなモメンタムを生み出し、プロジェクトの成功の確度を高めていきます。価値基準をもとにした協業チームでの対話と決めたゴールに対してのコミットメントを通じ、イノベーティブで実現可能な長期的な成功に向けた解決策を共創し、クライアントの課題に対して最適な解決策をつくります。

I: 実装(Implementation)– アイデアを現実にする

優れた解決策は、実行されて初めて価値を持ちます。
私たちは、目的を明確にし、目標を定め、解決策を描き、現実的な実装計画を行動に移すという一連のステップを常にアライメントしつつ具現化することに重きを置きます。
これを実現するために中長期的な実現シナリオ(Plot)と、短期的な成果創出のための日常行動(Script)という2つの異なる局面をマネージしながら、実行の各段階でサポートし、解決策が効果的に実施され、状況に応じて柔軟に調整されるようにします。

大切なのは、アイデアを確実に形にすることです。これには、従来のプロジェクトマネジメントのメインストリームであるWaterfallや、近年主流のAgile、またCritical Chainといった複数のプロジェクト管理技法を組み合わせ、確実に物事が進捗するようなサポートを行います。

これらの専門的な手法をもとに、新しいイニシアティブの立ち上げや既存のプロセスの変革において、成功するためのツールや専門知識を提供します。